公演詳細
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作品解説(1) <篠井英介と鈴木勝秀による演劇シリーズ>2007年秋より、“主演:篠井英介”“演出:鈴木勝秀”によるシリーズが3年連続でスタートしました。演劇界でも希有な存在である現代の女方:篠井英介が、最も信頼を寄せる演出家:鈴木勝秀と強力タッグを組み、女形で名作に挑むという企画です。『欲望という名の電車』『サド侯爵夫人』に続く第三弾、シリーズの最後を飾るのは『サロメ』。二人が創り出す新しい『サロメ』、どうぞご期待ください。
<シリーズ第三弾『サロメ』>新約聖書の予言者ヨハネの逸話を元にオスカー・ワイルドがフランス語で書き上げた一幕劇。後にオーブリー・ビアズレイが挿絵を書いた英訳版が出版され、原作とした作品がオペラ、バレエ、ダンス、映画等あらゆるジャンルで上演、上映されています。 作品解説(2)女方篠井英介×演出鈴木勝秀の3年連続企画は、とりあえず今回で一区切りになります。その最後を飾る演目に、オスカー・ワイルドの不朽の名作『サロメ』を選びました。『サロメ』は新約聖書の1エピソードから、ワイルドがその比類なき想像力(=物語力)を駆使して書き上げた一幕物です。舞台は二千年前のユダヤの地、月夜の晩。主要登場人物は、ユダヤの王ヘロデとその妃ヘロデア、ヘロデアの娘サロメ、そして、預言者ヨカナーン(ヨハネ)の4人。そのシンプルな構造の中に、旧約聖書・ソロモンの雅歌の影響を受けた、散文詩のような美しい台詞が散りばめられ、必要最低限のト書きが、読むものの想像力をより刺激する作品です。また『サロメ』は、音楽と踊りから切り離すことができない作品なのです。楽劇というジャンルに入れてもいいほどです。「サロメ、七つのヴェールの踊りを踊る」というたった一行のト書きが、作曲家、振付家、演出家の想像力を、激しく刺激するのだと思います。これまでもリヒャルト・シュトラウスの手でオペラとなり、モーリス・ベジャールの振付でバレエとなりました。日本でも、つかこうへい氏がロックオペラとして演出されています。そしてご存じのように、篠井英介氏は宗家藤間流名取・藤間勘智英──言わずと知れた踊りの達人でもあります。
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公演概要東京グローブ座
料金 公演日程:2009年10月19日(月)〜10月25日(日) 計9公演
*開場は開演の30分前
【その他のチケット購入方法】 【東京音協】TEL:03-3201-8116 www.t-onkyo.jp
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